「この南相馬の地に大型恐竜が生きていたことを証明する、極めて貴重なものと捉えております」
10月22日に南相馬市が発表したのは、1億6000万年前のジュラ紀の地層から発見された恐竜の足跡(大きさ約70センチ)。
福島県立博物館副主任学芸員の吉田純輝さんは「他の国でよく見たような大きな恐竜の足跡が、南相馬の地層からドーンと出ているのを目の当たりにして、皆さんと同じように感動しました」と語った。
古生代・中生代・新生代の地層が分布し、これまでに小型恐竜の化石などが見つかっている福島県南相馬市。
2026年7月に選定した調査地で、発掘作業を開始したところわずか5日目で見つかった化石は、長い首と尻尾を持つ大型草食恐竜の足跡。
東北で発見されるのは初めてで、日本で確認されているジュラ紀の足跡化石としては最大の大きさだ。
当時どんな恐竜が、どのように生息していたのかを解き明かす、重要な鍵となりそうだ。
吉田さんは「今後の研究を通して、ジュラ紀の情報が分かっていく。南相馬市の栃窪層が高いポテンシャルを持っているということを示唆しているのではないか」と期待を寄せる。
発掘調査では足跡の化石が10点以上発見されていて、南相馬市では今後も調査を進めていくことにしている。
