庄内沖のズワイガニ漁が解禁され、今シーズンの初水揚げを迎えた。ズワイガニのブランド「庄内北前ガニ」の品質確保を目的とした目揃え会も開催され、庄内浜はいよいよカニ漁のシーズン到来となる。
18日、鶴岡市の由良漁港に冬の味覚を代表するズワイガニが初水揚げされた。
例年10月1日に解禁される庄内のズワイガニ漁だが、2026年は海水温が下がらず15日に延期され、さらにシケも重なり由良漁港では18日、例年より2週間以上遅い初水揚げとなった。
(輝修丸・石塚修船長)
「全体的に魚そのものが少なくなっているので、できるだけ早く解禁してほしいが。カニが死んでしまえば安くなるので、そこは我慢して解禁日の15日を待っていた。もっと大きいのが入って寒くなれば値段も良くなるので期待している」
漁師たちは1匹1匹、獲れたカニを確認。
重さや大きさなどの基準を満たしたオスには「庄内北前ガニ」のブランドタグを付け出荷準備を行っていた。
水温5℃以下の環境に生息するズワイガニは、海水面近くの水温が高いと弱ってしまい品質を保てない。
カニの鮮度を保ち、生きたカニを出荷することは「庄内北前ガニ」のブランド価値を守ることにつながる。
こうした品質の維持を目的に県漁協の由良総括支所で20日、漁師や関係者が集まり「庄内北前ガニ」の目揃え会が開かれた。
700グラム以上のズワイガニのオスは「庄内北前ガニ」として出荷されるが、最上位となる“特選”の基準は重さ1キロ以上・甲羅幅13センチ以上。
(県水産技術振興センター水産振興部・高橋伸明副部長)
「消費者一人一人にとっては目の前のカニがそのブランドを表しているので、ブランドの基準を間違いなく自慢できるものだけをお客に提供できるようにしてほしい」
庄内北前ガニは生きたままの状態が条件で、由良漁港では鮮度を維持するため5℃以下の水温を維持する水槽も設置し、品質維持に取り組んでいる。
ズワイガニ漁は2027年1月下旬まで続くという。
