2026年7月に亡くなった、備前焼作家で人間国宝の伊勢崎淳さんを追悼する市民葬が岡山市で行われました。
会場には伊勢崎さんと親交のあった関係者や政財界から約300人が参列し、黙とうを捧げて伊勢崎さんを追悼しました。
伊勢崎淳さんは中世の穴窯の研究など備前焼の伝統的な技法を受け継ぐ一方で、斬新なデザインのオブジェや陶板など革新的な作品にも意欲的に取り組みました。その功績が認められ、2004年に重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝に。そして2025年、文化功労者に選ばれました。
(伊勢崎淳さん<2025年>)
「新作を作りたい。90歳になるからどこまでできるか分からないが、それしか私の道はないので、なんとか行ける所まで行きたい」
(岡山県 伊原木隆太知事)
「常に新しいアイデアを取り入れ、創作意欲に満ちた先生の姿。そうした不屈の精神や目標に向かって精進する人間の美しさというものが先生の作品に表れているのではないかと感じている」
会場の様子は伊勢崎さんの地元、備前市にもオンライン中継されました。参列した人たちは穏やかにほほ笑む伊勢崎さんの遺影が飾られた祭壇に花を手向け、在りし日の伊勢崎さんを偲んでいました。
