佐賀駐屯地のオスプレイは約20分で唐津市に到着。砂煙を上げながら着陸した。玄海原発の原子力災害を想定した訓練に陸上自衛隊のオスプレイが参加するのは初めて。これまでとは違う緊張感の中で訓練が行われた。
玄海原発の冷却機能が失われた想定
原子力災害訓練は玄海原発での重大な事故や災害を想定し、周辺住民の避難の手順などを確認するため県が毎年実施している。

今年は玄海町や唐津市、伊万里市から約3万人の住民が参加した。

訓練は、佐賀県内で発生した地震の影響で玄海原発の原子炉の炉心を冷却する全ての機能が失われたという想定で行われた。
佐賀駐屯地の「オスプレイ」が初参加
今年の訓練はこれまでとは大きく違うものとなった。
去年の夏、有明海沿岸の佐賀駐屯地に配備された陸上自衛隊のオスプレイが初めて参加したのだ。
国から派遣された人員を原子力災害時の対応拠点へ運ぶことを想定し、原子力防災を担当する内閣府の副大臣や県の職員がオスプレイに乗り込んだ。

2機のオスプレイは佐賀駐屯地から飛び立ち、想定の被災地方面に向かう。

佐賀駐屯地を出発して約20分後。オスプレイは唐津市内に到着した。
オスプレイ離着陸 唐津市では初めて
オスプレイが唐津市で離着陸するのは初めてのことだ。着陸のため徐々に高度を落としていくオスプレイが唐津の上空に現れる。

機体からの吹きおろしの強い風で砂煙が舞い上がる中、オスプレイは無事着陸した。

今回、オスプレイが訓練に初めて参加したことについて佐賀県の山口知事は次のように評価した。

佐賀県・山口知事:
佐賀と唐津(の間)をある程度の量の人と物資を運ぶことについては有用だと思った。島はちょっと厳しいかなという感覚でしたけど、細かいところはこれから検証

着陸が難しい離島の支援にオスプレイをどう活用していくかは今後の課題としている。

陸上自衛隊のオスプレイの参加で、これまでとは違った緊張感の中で行われた今年の原子力災害訓練。
当然のことながら、あらゆることを想定して有事に備えることが重要だ。

