札幌市に住む20代男性が、利用中のクレジットカード会社を装った詐欺メールの被害に遭った。本物と見分けがつかない文面を信じて手続きを進めた結果、クレジットカードの不正利用や銀行口座からの不審な振り込み未遂が相次ぎ発生し、被害の恐怖を語っている。
偽メールに「直ちにパスワードを変更」
巧妙化する本物そっくりの「詐欺メール」。
自身に起きた被害の恐怖を語るのは、北海道・札幌市に住む20代の男性だ。

詐欺メールの被害に遭った男性(20代):
あまりにもメールが本物のような内容だったので、正直その時は疑うことはなかったです。

きっかけは、9月9日。
男性の元に届いたのは、自らが利用しているクレジットカード会社をかたった一通の「詐欺メール」だった。

詐欺メールの被害に遭った男性(20代):
「身に覚えのない場合はここを押して直ちにパスワードを変更してください」というもの。不安だったので、押しちゃったんです。

書かれていたのは、「第三者が不正にログインを試みた可能性」などとして、パスワードの変更を求める内容だった。

「手続きを開始する」と書かれた赤いボタンを押すと、突然、顔認証画面に変わり、認証されたという。
身に覚えのないチケット代の支払い
本物と見間違うほど巧妙に作られた文面に、男性は当時、気付くことができなかった。

詐欺メールの被害に遭った男性(20代):
メールアドレスをしっかりと見るべきだったと、悔しさと後悔が強いです。

そして、1週間以上が経過したころ、今度は本物のカード会社から連絡があった。

身に覚えのないテーマパークのチケット代として、4万7600円の支払いが勝手にされていたのだ。

詐欺メールの被害に遭った男性(20代):
すごい鳥肌が立ちました。なんでだろう…なんでだろうって。どこまで漏れているのだろうという恐怖ばかりでした。

慌てて不正利用だと申請し、4万7600円はカード会社が補償してくれることとなった。
銀行から連絡「20万円の振り込みを保留」
しかし、被害はこれだけでは終わらない。

今度は本物の銀行から「アプリでの上限額である20万円の振り込みを保留している」と連絡があった。

振込先は、男性が全く知らない人物だ。

こちらもすぐに銀行に連絡し、振り込みをキャンセルすることができた。

詐欺メールの被害に遭った男性(20代):
(詐欺は)自分には無関係なことという感じで、全くもって気にとめることはなかった。

専門家は、詐欺の被害に遭わないために、メール内のURLを直接開かず、公式アプリやサイトを確認することが大切だと呼びかけている。
(「イット!」10月6日放送より)

