韓国“次期法相”チョ・グク氏の聴聞会で野党が疑惑を追及
韓国の次の法相に指名されているチョ・グク氏の聴聞会が韓国国会で始まり、新たに浮上した、娘による虚偽の履歴書使用など、一連の疑惑について野党が厳しく追及した。
聴聞会の冒頭、チョ氏は国民に対して謝罪した上で、「検察改革は私の責務だ」と述べ、改めて法相への就任に意欲を示した。
チョ・グク氏めぐり「政権vs検察」の全面対決に
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このチョ・グク氏をめぐっては、いまや「文在寅政権 対 検察」の全面対決にも発展している。
どういうことかというと、実は政権にとって、チョ・グク氏は、「ポスト文在寅」と位置づける、重要な存在。
そのため、娘をめぐる疑惑について、幹部が「問題がない」との発言を繰り返しており、問題の幕引きを急いでいる。
すると、これにかみついたのが、検事総長のユン・ソクヨル氏だ。
一連の疑惑の捜査に乗り出している検察は、昨夜、大統領府に対して、「捜査に介入してはならない」との異例の声明を出した。
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ユン検事総長は、文在寅大統領が自ら抜擢した人物だが、座右の銘は「人に忠誠は誓わない」だ。
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過去には、朴槿恵前大統領や李明博元大統領の不正疑惑を陣頭指揮した経歴を持つ、豪腕ぶりで知られている。
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捜査の行方次第では、チョ・グク氏を擁護する文在寅大統領の政権運営が難航し、支持率ダウンも避けられない可能性が出ている。
しかし文大統領は、現在行われている国会での聴聞会の結果いかんに関わらず、チョ・グク氏を法相に任命するとみられる。
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(Live News days 9月6日放送分より)