ニシキゴイそのものが返礼品に

新潟県小千谷市が地域の宝・ニシキゴイをPRしようとはじめた返礼品を取材した。
山と川に囲まれた新潟県小千谷市。

真保恵理アナウンサー:
小千谷市はニシキゴイの発祥の地!街の至る所でニシキゴイが泳いでいます

小千谷が世界に誇るのがニシキゴイ。

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江戸時代、現在の小千谷市を含む新潟の山間部で食用のコイが突然変異したことが始まりと言われていていて、この地域では今も養鯉業が盛んだ。泳ぐ宝石ともいわれるニシキゴイを求め多くの外国人バイヤーが訪れるほど。

そのニシキゴイを見学できるのが錦鯉の里。優雅に泳ぐ姿やエサをおねだりする
かわいらしい姿も間近で見ることができる。その模様は紅白や黄金などさまざま。

ここで紹介するふるさと納税の返礼品が、何とニシキゴイそのものだ。

真保恵理アナウンサー:
ずらっと写真がありますが

錦鯉の里 星野哲雄さん:
ここに展示しているのはみんなオーナーになって頂いたコイですね。ここでは死ぬまでお預かりすることもできる。だから池がなくても大丈夫

小千谷市への寄付額16万7000円以上でニシキゴイのオーナーに。

高額ではあるが、ニシキゴイを引き取ることもできるほか、錦鯉の里の入館料が家族含めて無料になるので、いつでも自分のコイに会いに来ることができる。

錦鯉の里 星野哲雄さん:
他の魚は喧嘩するけどニシキゴイはケンカしない。優しい。 ニシキゴイに親しんでもらい、この地域の生産者が元気になってくれるといい

気球にもニシキゴイ

小千谷市の目玉は他にも…

真保恵理アナウンサー:
もう1つのふるさと納税がこちら!気球に乗って空を飛ぶことができるんです。高~い

小千谷市では毎年冬に全国でも珍しい雪上の熱気球大会「おぢや風船一揆」を40年以上開催している。冬の空を色とりどりの気球が彩り、夜には花火と共に幻想的な風景が広がる小千谷の一大イベント。

この日は総合学習の時間に「熱気球」について学んできた児童へのご褒美として特別に試乗会が開かれた。巨大な熱気球に子どもたちは大興奮。気球に乗り込み、いざ大空へ!

バーナーの迫力ある音とともに地上15メートルの空中散歩を楽しむ。

児童:
めっちゃきれい!小千谷全部が見られる

このこどもたちが乗る「おぢや号」。試乗用として人々の空飛ぶ夢を叶えてきたが…

小千谷市企画政策課 小方真緒さん:
当時は小千谷市の花のスイセンをイメージして作りました

真保恵理アナウンサー:
割とシンプルな、ちょっと物足りない

小千谷市企画政策課 小方真緒さん:
そうですね。小千谷をアピールするにはもう一押しほしい

15年が経ち老朽化も進んだため、ニシキゴイをアピールする新しいデザインにリニューアルすることに。そこで小千谷市は制作費900万円を集めるためクラウドファンディング型ふるさと納税を始めた。(今年12月まで)

1万円以上の寄付で新おぢや号試乗のペアチケットが贈られる。

児童:
発祥の地が小千谷なのでニシキゴイが目立っていて良いと思う

小千谷市企画政策課 小方真緒さん:
現在はまだ道半ば。みなさんの支援をいただけるようにアピールしたい。小千谷市のファンを増やしたい

多くの夢を乗せてニシキゴイとともに大空へ。生まれ変わったおぢや号で地域の魅力を味わう空の旅に参加してみてはいかがだろうか。

(新潟総合テレビ)

NST新潟総合テレビ
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