インドで5月14日、犬と飼い主の男性を5人の男が集団で暴行する事件が起き、その瞬間をカメラが捉えていた。

この日、飼い主の男性は住宅街でシベリアンハスキー「ブルー」を散歩させていたが、ブルーは人懐っこい性格なのか、人が通ると興味津々の様子だった。

男性2人が飼い主に近づこうとすると、ブルーは1人の腕にかみつこうとした。すると、複数の棒を持った男たちがやってきて、飼い主の男性やブルーに襲いかかったのだ。

男性の妻や家族が止めに入るが、怒りが収まらないのか、男たちは5人がかりで男性を棒で袋だたきにした。ブルーはオロオロするだけだった。

実は、この事件の前から、あるもめごとが起きていた。

それは1週間ほど前のこと。

リードにつながれていなかったブルーが、集団で暴行した男の家族にかみついていたのだ。

男は復讐(ふくしゅう)のため、友人らを呼び、犬と飼い主に暴行したという。

暴行に及んだ5人は、殺人未遂と動物虐待の疑いで逮捕された。

飼い主の男性と、その妻は立ち上がり、大きなけがはなさそうで、犬のブルーはあごなどを骨折したものの、元気になって家族のもとに戻ることができたという。