岸田首相は19日、訪問先の石川県で記者団の取材に応じ、中国で男に刃物で襲われた10歳の日本人男児が死亡したことについて、「深い悲しみを禁じ得ない。心からお悔やみ申し上げる。極めて卑劣な犯行であり重大かつ深刻な事案だと受け止めている。ご家族の心痛は察してあまりある。まずは全力でご家族の支援にあたりたい」と述べた。
この事案に関する日中関係への影響については、現時点で予断を持って言うべきではないとした上で、「中国側に対し事実関係の説明を強く求めていく。犯行からすでに一日以上が経っていることから一刻も早い説明を強く求めるよう指示した」と明かした。
岸田首相はさらに「このような事案は二度と繰り返してはならない。日本人の安全確保と再発防止を中国側に強く求めていくと同時に、日本政府としてできることを全て行っていかなければならない」と述べた。