4日、東京・港区の日比谷通りで、タクシーと“公道カート”が接触する事故が発生しました。

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タクシーの左前輪にカートがめり込み、タクシーの車体には無数の傷が。

一体何が原因で事故は起きてしまったのか?「めざまし8」は事故の当事者であるタクシー運転手に話を聞きました。

事故に遭ったタクシー 左前方部が大きくゆがんでいる
事故に遭ったタクシー 左前方部が大きくゆがんでいる

事故に遭ったタクシー運転手:
三車線あるけど、(私は)真ん中の車道を走っていました。左側にスーパーがありますけれども、そこに路地がありまして。あそこに一時停止の「止まれ」っていうのがあるんだけども、多分あれを止まらないで、ゴーカートがそこからビューンと飛び込んできて、私の前の左前ボディーに当たったと。

集団から遅れた1台が飛び出し、直進していたタクシーに衝突
集団から遅れた1台が飛び出し、直進していたタクシーに衝突

タクシーの運転手によると、片側三車線の道路の真ん中を走行中、5台ほどの公道カートが左側の路地から出てきて、タクシーの前を走行。

その際に、遅れてきた1台がタクシーに接触したということです。

カートを運転していたのは外国人。お互いにケガはなかったといいますが、タクシー運転手は公道カートに対し、怒りをあらわにします。

事故に遭ったタクシー運転手:
「このやろう」と思ったのと同時に、こんなの許すから、国が悪いんだって思っちゃうよ。

「協力要請や規正が必要」

MC谷原章介:
先の集団が行ってしまって焦った、外国の方で「止まれ」が読めなかったという可能性もありますが、そういう方にとって日本のルールを守るのは難しいのでしょうか?

フジテレビ解説委員 風間晋氏:
どうしても観光客の方はそのとき楽しむことが最優先みたいなところがあるじゃないですか? 僕が思うのは、やはり事業者の方たちがカートに乗る前にきちんと説明したりとかってことが、徹底されないとなかなか個々の観光客に対して、ルールを守ってくださいと伝えるのは難しいと思うんです。
ですから、事業をやるに当たって研修みたいなものをきちんと受けないと駄目ですよという協力要請というか、規正みたいなものが必要かなと思います。

MC谷原章介:
改めて難しいと思うのは、「止まれ」の表記、漢字とひらがなで書いてあると、なかなかにわかりにくい観光客の方もいらっしゃるのかなと。場所によっては「STOP」と書いたりもしているじゃないですか。そういった表記も、これだけインバウンドが入ってくる国になってきたわけですから、改善の余地はあるのかもしれませんね。
(めざまし8 6月5日放送より)