大型連休の後半のお出かけにぴったりな情報です。

 新鮮なものが安く買える直売所。物価高が続く中、家計の強い味方です。連休中にドライブを楽しみながら、お得に買い物ができる北海道札幌市近郊の直売所を取材しました。

 札幌市中心部から車で約40分、石狩市の「いしかり湾漁協朝市」。その日とれた新鮮な魚介類が人気です。


 「カレイが1kg400円。もう少し安いのは3kg1000円」(正和丸 秋 雅士さん)

 この日、大漁だったのはカレイ。朝とれた鮮度抜群のカレイを求めて、大勢の人が訪れていました。

「煮つけを作ってもらおうと思って。あまりスーパーには行かない。ここは新鮮なので安いと思う」(買い物客)

 他にも、この日とれたカスベやヒラメも並びます。

 シャコやタコが旬の時期なのですが、今年は漁が少ないといいます。かわりにこの日、水揚げが多かったのがワタリガニです。

 「一番いいのは蒸す。この時期でないと卵が入っていない。この1か月が旬」(正和丸 秋 雅士さん)

 日によって並ぶ魚が違うのも楽しみのひとつです。

 魚介類の次は野菜。車で10分ほど、石狩市の野菜直売所「とれのさと」です。開店前からできた長い行列のワケは。

 「人だかりができています。皆さん、かごに入れているのはアスパラガスです」(糸口 真子フィールドキャスター)

 お目当てはアスパラガス。気温上昇とともに露地ものが取れ始め、新鮮なアスパラガスが徐々に入荷しているといいます。

 「おいしいから、ここなら間違いないと思って買います」(買い物客)

 店内に並ぶ野菜のほとんどは、その日届いた地元産の新鮮なものばかり。価格も魅力的です。

 「ジャガイモが1袋120円。隣には800gで100円のものも。ニンジンが3本で108円。立派なゴボウが500g130円」(糸口 真子フィールドキャスター)

 札幌市内のスーパーでは、ジャガイモは600gで170円。ニンジンは1本105円、ゴボウはカットされたものが3本で170円でした。直売所の安さが分かります。

 「長イモがおすすめで1kg200円。雪の下で年を越していて、甘みも増してすごく粘り気もある。サツマイモは秋に収穫して温度・湿度管理を徹底して貯蔵することで甘みが増し糖度が40度。中には50度ある生産者もいる」(JAさっぽろ地物市場 とれのさと 黒田 高章さん)

 その石狩産のサツマイモをペースト状にしてトッピングした、ソフトクリームも楽しめます。ドライブの休憩にもおすすめです。

 続いては、札幌市北区篠路の「とれた小屋ふじい農場」。

 「こちらにもアスパラガスが。しかも朝採れで1袋400円。アスパラガスの茎の詰め放題は1袋200円です」(糸口 真子フィールドキャスター)

 アスパラガスの出荷時、箱からはみ出てはじいてしまう茎の部分。実はとても甘く、ぜひ食べてもらおうと始めたのが茎の詰め放題です。

 どれくらい詰めることができるのでしょうか?

 「袋に詰められるだけ、タワーみたいに飛び出てもいい。朝採ったものしか出さないようにしている。根から伸びてくるので、すぐ近くのところは一番パワーと若さがあっておいしい。価格は200円なので、僕は「もうちょっと上げて」と言っているんだけれど、やっぱりこれが一番喜んでくれるので」(とれた小屋ふじい農場 安斎 哲也さん)

 詰め放題の他にも、アスパラガスの収穫体験とジンギスカンを楽しめるプランも。

 詰め放題で手に入れた茎も焼いてみました。

 「甘くておいしい。みずみずしくて、食感がコリコリ。これが詰め放題200円はうれしい。ドライブのついでに、こんなお得な出会いがあるとは思いもしなかった」(糸口 真子フィールドキャスター)

 大型連休後半、楽しみ方が増えそうです。

北海道文化放送
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