約800種類の生き物を楽しめる、福島県いわき市のアクアマリンふくしま。大槻立志副館長が「おかげさまで昨年にも増して、一日6000人を超えるお客様においでいただいた日もあった」と話すように、ゴールデンウィーク前半も、多くの家族連れなどでにぎわった。

なかでも人気を集めるのが、広さ4500平方メートルに海辺の環境を再現した「蛇の目ビーチ」だ。「蛇の目ビーチ」は世界最大級のタッチプールとして、2007年にオープン。
ナマコやヒトデなど50種類の生き物を実際に手で触れることができるコーナーだったが…今季からは、原則として生き物に触れてはいけない決まりに。※教育プログラムなど限定的な場合を除く

背景にあるのが「動物福祉」の考えだ。
大槻副館長は「多くのお客様に触られると、生き物もストレスを感じてしまう。そういう風なものを考慮して、水の中に入って生き物を観察するエリアということに変更させていただきました」と説明。
生き物の健康に配慮し、ダメージをできるだけ減らした環境で飼育する。

この変更に訪れた人からは「小さい子どもたちに、生き物の大切さなどを伝えていけたら」との声が聞かれた。

ルールは変わったが、今後も間近で観察することは可能。アクアマリンふくしまでは、ほかにもさまざまイベントを開催していて、5月5日まで開館時間を延長して営業する予定。

福島テレビ
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