バスケットボールB2・山形ワイヴァンズは、3日からプレーオフ準々決勝を戦う。チームが飛躍するためには負けられない戦い。選手たちの士気は高まっている。

1日、プレーオフに向けた最終調整を公開したワイヴァンズ。
就任1年目の石川裕一ヘッドコーチの指揮のもと、レギュラーシーズンでは、クラブ新記録の10連勝を含む31勝を挙げ、過去最高に並ぶ東地区3位で終了した。

(石川裕一HC)
「連勝記録だったり、勝率の部分もそうだが、チームの歴史をこの選手たちが塗り替えたということは、本当に素晴らしいことだと思うので、非常に良かったと思う」

3シーズンぶり2回目のプレーオフを戦うワイヴァンズだが、B1のライセンスを持っていないため、勝ち上がっても昇格することはできない。
しかし選手たちは、優勝を目指して戦うことが、来シーズンにつながると信じている。

(#8PG 村上慎也選手)
「ライセンスがなくても、しっかりと結果を出せれば来シーズンの自信になると思うので、しっかりとプレーオフも勝ち切って、上位に進められるように頑張っていく」

一つでも上の順位へ。そのために発揮するワイヴァンズの今シーズン最大の武器は、何といってもスリーポイントシュート。
レギュラーシーズンの、スリーポイントシュートを打った数と成功した数は、どちらもリーグトップだった。

3日からのプレーオフで活躍が期待されるのは、チームで日本人トップの成功率を誇るルーキーの工藤貴哉選手。

(実況)
「スキップパス。かなり遠いぞ、これが来るのか!」

シーズンを通しての成功率は、38.1%。
高い集中力でスリーポイントシュートを決め、自身初の大舞台で、ゴールを射貫くイメージはできている。

(#34SG/SF 工藤貴哉選手)
「チームのコンセプトでもあるので、自信を持ってスリーポイントを打って、チームの先頭に立っていきたい」

2勝した方が勝ち上がることが出来るプレーオフ。
ワイヴァンズは、3年前の前回、1勝も出来ずに敗退した。
だからこそ、今回はクラブの歴史を作る戦いであり、成長し、飛躍するための、負けられない戦いだ。

(山形市出身#13PG/SF 阿部龍星選手)
「チャレンジャーの気持ちで戦って、相手ももちろん強いので、自分のできるすべてを出し切れるように頑張りたい」

(#3SF ジェームズ・ベル選手)
「チームとしては2勝して勝ち上がり、山形に帰ることがベストだと思っている」

(#24PG/SG 鈴木大選手)
「もちろん優勝を目指したいし、初戦はすごく大事だと思うので、勝つことにフォーカスしていきたい」

ワイヴァンズは、3日からのプレーオフ準々決勝、アウェーで西地区2位の福岡と対戦する。
レギュラーシーズンでは、2度戦って2勝している相手で、準決勝進出に期待したい。

さくらんぼテレビ
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