鹿児島県大崎町の話題です。

4月27日からいよいよゴールデンウィークですが、鹿児島県内でも人気の町内のキャンプ場に、新たなバンガローが完成したんです。

さらに、道の駅にある温泉も3月再開して、観光客誘致に期待が高まっています。

青空に映える松林にセミの鳴き声が響き渡ります。

堀之内裕行さん
「まず人けがない。セミの声だったり、潮騒だったり。この静かさが魅力。松林は実は香りもする。ゆっくり自分の時間を過ごせていいかなと思う」

大崎町の「くにの松原キャンプ場」です。

東九州自動車道の大崎インターから5分。

近くにはスーパーやコンビニもあり、キャンプ場としては比較的、便利な場所にあります。

大崎町は新しいバンガローを4年前から1棟ずつ整備していて、ちょうど10棟目となるバンガローがこの春、完成しました。

大崎町商工観光課・枦山龍太朗さん
「既存のバンガローは年間100件以上の待ちがあったので、計4棟が新たにできたので解消されていくと思う」

どんなバンガローができたのか、管理人の方に案内していただきました。

管理人
「これが今回完成したバリアフリー対応の家族4人用のバンガローです。スロープがあるので車いすの方でも簡単にアプローチできるように設計されています」

エアコンやシャワー完備、ワイファイもつながる環境で、ちょっとアウトドアにチャレンジしたい人にもおすすめです。

料金は1泊8800円からで、すべて公式サイトからのネット予約ですが、ゴールデンウィーク期間中は、ほぼ予約が埋まっているそうです。

堀之内裕行さん
「5月1日から8月1日からの予約ができる。まだ間に合うので今のうちから計画を立てて、『家族で旅行に行こう』と、準備するところからがキャンプ。ぜひ楽しみにしてください」

夏休みは、子ども用のプールが人気で例年、1万人を超える利用者が訪れるということです。

もちろん、本格的なキャンプを楽しみたい人も多く訪れます。

この日はバイクでやってきたというキャンプ好きの男性に出会いました。

「仕事も一段落したので来てみようかなと。ツーリング日和だし、キャンプ日和だし。お金をかければいくらでもかけられる。かけないキャンプの仕方を目指している。だからバイクなんです」

一方、こちらは、大崎町の道の駅。

ホテルに併設する温泉は、施設の手直しなどでおよそ9カ月間、休業していましたが、3月中旬、再開しました。

燃料費の高騰で、回数券を除く入浴料金は50円値上げして500円になりましたが、この日ものんびりと温泉を楽しむ観光客の姿がみられました。

宮崎・日南市から
「5、6年ぶり(に来た)」
Q:湯加減はいかがですか?
「いいですね。帰りのバスはいい気分で帰れる」

セントロランド道の駅ホテルあすぱる大崎・三笠正支配人
「大隅地方に来られる観光客を含め、地元の食材、風土を堪能していただければ」

夏休みのかき入れ時を見据えて、大崎町はキャンプ場に温泉と、観光客を迎える準備が整いつつあります。

鹿児島テレビ
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