２０２４年３月、鹿児島市内の商業施設で１０代の女子学生のスカートの中をスマートフォンで盗撮した疑いで４月に逮捕・送検されていた県職員の男について、鹿児島区検察庁は盗撮未遂の罪で２２日付で略式起訴し、鹿児島簡易裁判所が罰金５０万円の略式命令を出しました。
略式命令を受けたのは、鹿児島県監査委員事務局の４９歳の男性主査です。
警察によりますと、男性主査は３月２３日、鹿児島市内の商業施設で１０代の女子学生に背後から近づき、スカートの中をスマートフォンで盗撮しようとした盗撮未遂の疑いで４月１１日に逮捕されました。
そして、その後の捜査で盗撮していた疑いが強まったことから、容疑を盗撮に切り替えて送検されていました。
鹿児島区検察庁は２２日、男性主査を盗撮未遂の罪で略式起訴し、鹿児島簡易裁判所は罰金５０万円の略式命令を出しました。
罪名が盗撮未遂となったことについて、鹿児島区検は「証拠に基づいて判断した」としています。
この男性主査は、２月にもスマートフォンで女性のスカート内を盗撮した疑いで現行犯逮捕されましたが、３月に不起訴となっていました。
県監査委員事務局は「事実関係を明らかにした上で厳正な処分を行う」としています。
