海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落した事故をめぐり、木原防衛相は23日、行方がわからない搭乗員の捜索に米軍が参加すると明らかにした。
海自の哨戒ヘリ2機は20日、伊豆諸島沖で夜間訓練中に墜落し、搭乗員1人が死亡し、7人の行方がわからず捜索が続いている。
木原防衛相は23日の記者会見で、「米軍から捜索救難活動への支援をいただくことになった。現場のニーズを踏まえ、米海軍の哨戒機Pー8の1機が捜索・救難活動に参加する」と述べた。
その上で、「潮流の関係から時間の経過とともに捜索範囲が拡大する。支援を受けて捜索・救難活動を実施していく」と説明した。
また、水深約5500メートルの現場海域の海底に沈んでいるとみられる機体の主要部分の位置を特定するため、海自の海洋観測艦「しょうなん」が向かっていることを明らかにした上で、「その活動時期についてはこれから調整を進めていく」と述べた。