愛媛県で17日深夜に発生した最大震度6弱の地震で、新たに松山市で1人が軽いケガをしていたことが20日に分かりました。県内のケガ人は9人になりました。また建物の被害も新たに判明しています。

県のまとめによりますと、17日の地震により新たに松山市で60代の女性が軽いケガをしていたことが分かり、地震による愛媛のケガ人は計9人になりました。

また建物の被害も新たに判明。震度4の揺れがあった松山市では国の重要文化財「渡部家住宅」で、道具倉の外壁14平方メートルと米倉の内壁2.5平方メートルのしっくい壁が崩落したほか、主屋でもしっくいがはがれ落ちたりひびが入ったりした被害が確認されています。

渡部家4代目当主・渡部浩三さん:
「今まで芸予地震とか台風とか来るたびに被害を受けて、そのたびに剥落したところは直してきてますけどまたかという感じ。今度はちょっとひどかったからちょっとショックですね。業者の方も来てもらってどれ位かかるか今見積もり中です」

また震度5強の揺れを観測した宇和島市中央町の市立南予文化会館は、収容人数1200人あまりのホールで天井の一部が1階の客席に落下。20メートあまりに渡り破片が散乱しています。

ホールは今週末も市内の合唱団や劇団が公演する予定でしたが、当面、使用を中止するということです。また、会館内の他の施設は被害がなく通常通り利用できるということです。

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テレビ愛媛
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