パリオリンピックへの切符をかけたカヌー競技のアジア大陸予選が行われ、19日決勝のレースに出場した上市町出身の浦田樹里選手は惜しくも涙をのみました。
パリオリンピック出場権をかけたアジア大陸予選。
日本代表として挑んだのは、上市町出身の浦田樹里選手です。
＊カヌースプリント 浦田樹里選手
「4年間ここにかけて練習をしてきた。自信をもって挑みたい」
浦田選手が出場するのは500メートルカヤックペアの決勝です。
夢のオリンピック出場が決まるレースに、富山からも応援団が駆けつけました。
＊小学校時代の恩師 上市町カヌークラブ 稲田真人さん
「上市町出身の子がオリンピックを目指しているということは彼女が唯一。ぜひ突破してほしい」
＊母 美沙さん
「ベストをつくしてほしい」
＊父 和夫さん
「なんとか勝ってほしい」
決勝のレースは9つの国や地域が参加して行われ、優勝したチームにパリオリンピックの出場権が与えられます。
そのレース開始直前、会場は強風が吹く悪条件でした。
＊リポート
「きょうは、かなり強い風が吹いていますが、4年越しの思いをこのレースにぶつけます」
浦田選手は4レーン。
本来はパワフルなスタートが持ち味ですが、突風でバランスを崩して出遅れてしまいます。
レースは、中国やウズベキスタンを追う展開に…。
バランスを立て直して最後まで粘り強い漕ぎを見せましたが、スタートの遅れが響いて4位に終わり、パリオンピックの出場権獲得はなりませんでした。
＊小学校時代の恩師 上市町カヌークラブ 稲田真人さん
「頑張った」
＊母 美紗さん
「よく頑張ったね」
＊カヌースプリント 浦田樹里選手
「ずっと目標にしてきたオリンピックに届かなくて情けなかった。この悔しい気持ちを忘れないように、みんなに結果で恩返しができるように頑張る」
残念な結果に終わりはしましたが、浦田選手の夢の舞台への挑戦に、これからも期待です。
