外国為替市場での円安進行をめぐり、日銀の植田総裁は、「円安で物価高が進んだ場合、金融政策の変更もありうる」との考えを示した。
アメリカ・ワシントンでのG20財務相・中央銀行総裁会議に出席していた植田総裁は、閉幕後の会見で、円安進行をめぐり次のように述べた。
植田総裁「(円安が)基調的物価上昇率に影響を与えるという可能性はあり得ると思います。無視できない大きさの影響が発生した場合は、場合によっては金融政策の変更もあり得るということだと思いますが」
植田総裁は、円安により、輸入物価上昇を通じて物価全体が上がれば、場合によっては、追加利上げにつながるとの認識を示した。