手や足の懐死に加え、死に至ることもある、いわゆる「人食いバクテリア」について、福岡県は新たに2人の感染を確認したと発表しました。

福岡県によりますと、4月8日から14日までの1週間で「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」、いわゆる「人食いバクテリア」の感染者が、県内で新たに2人確認されたということです。

これで福岡県内では、今年あわせて28人の感染が確認されたことになり、去年を上回るペースで増加しています。

この病気は、30代以上の人の感染が多く報告されていて、致死率は約30パーセントと高く、手足などの腫れや発熱・血圧低下などの初期症状がみられます。

さらに急性腎不全や、手足の壊死などを引き起こす恐れもあります。

傷口から感染したり、鼻など粘膜から感染したりすると言われています。

福岡県は「傷口を清潔に保ち、手洗いを心掛けるよう」呼びかけています。

テレビ西日本
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