2023年10月、鹿児島県薩摩川内市でタクシーの乗車代金の支払いに偽の1万円札を使った罪に問われている男の裁判員裁判の初公判が、4月17日鹿児島地裁で開かれ男は起訴内容を認めました。
偽造通貨行使の罪に問われているのは鹿児島県薩摩川内市宮崎町の会社員・戸田伸明被告(53)です。
起訴状などによりますと戸田被告は2023年10月、薩摩川内市でタクシーの乗車代金の支払いに偽の1万円札を使ったとされています。
17日鹿児島地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で戸田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
裁判は量刑が争点となっていて検察側は偽造通貨行使という犯罪の重さや戸田被告が犯行によって得た利得について指摘しました。
一方、弁護側は犯行の動機が好奇心で経済的な利益を得ようとしたものではないことや、戸田被告本人が犯行を認めて反省しているなどと主張し情状酌量を求めました。
裁判は18日結審し、19日判決が言い渡される予定です。