能登半島地震のあと、被災地を離れた2次避難先として富山市のホテルで滞在していた被災者が次の避難先などに向けて出発しました。

石川県珠洲市の被災者の2次避難先となった立山国際ホテルでは、1月下旬から最大で124人が滞在していました。

滞在最終日となった14日は、最後まで残った52人の避難者がチェックアウトする際、従業員から励ましの言葉がかけられていました。

*珠洲市からの避難者
「最高だった。食事もいいし、みなさん親切だし、ありがとう。うちの方は避難指示も出てるし、もう少し様子を見て」
「たいへんよくしてもらってうれしかった。いい思い出もいっぱいあるし、家に戻ったらどうなっているか分からないけど」

14日、ホテルを後にした被災者のうち2人は故郷の珠洲市に戻りますが、50人は小松市や白山市などの宿泊施設に行き、2次避難生活を続けるということです。

*立山国際ホテル 従業員 前田志津恵さん
「みなさん、笑顔で頑張るねって行かれたので、ちょっとホッとしている。復興はまだ先と聞いていて、特に(珠洲市)大谷地区はなにも手つかずだと言っていたので、一日も早く復興できるように。お年寄りも多いので、元気で長生きしてほしい」

富山テレビ
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