サンディエゴ・パドレス戦に2番指名打者で先発出場したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)。
メジャー通算175号となるメモリアルアーチを放った。

メジャー日本選手最多ホームラン記録まで、あと1本に迫っていた大谷選手。

ファン「大谷選手のホームランが見たいですね」、「(大谷選手は)無実だったので、何も考えず全力で打席に立ってほしいと思います」

本人も“特別な数字”と話す偉大な記録の達成は、いきなり1打席目にやってきた。

高々と上がった打球はセンターの左へ。
3試合ぶりとなる第4号ホームランを放った。

これで、メジャー通算175号となり、7年目にして松井秀喜さんの日本選手最多記録に並んだ。

大谷翔平選手「個人的にもうれしいですけど、日本の野球界にとっても大きいことではないかなと思います。(松井氏は)小さいころからずっと見てきましたし、同じ左バッターとして憧れの存在だったので、そういう方に記録で並べたということは、自分にとってすごく幸せなことだと思います」

一方、ドジャースの先発は、山本由伸投手(25)。
デビュー戦でKOされたパドレスにリベンジしたいところだったが、初回に続き、2回にも一発を浴び、リードを広げられた。

それでも、粘りのピッチングで5回を4安打6奪三振3失点。
勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。

大谷選手の第2打席はセンターライナーに倒れ、続く第3打席。
外角低めの球を打ち上げてしまったが、打球はレフト線にポトリと落ち、2ベースヒットに。

これが日米通算1000安打目で、ダブルメモリアルを達成した。

第4打席は、パドレスに追いつかれた7回、松井裕樹投手(28)との対決。

ライトへ痛烈な打球を放ち、またも2ベースヒット。
13日は長打3本の大活躍だった。

ドジャースはこのあと、2塁・1塁としたが、松井投手が踏ん張った。
5番・マンシー選手から三振を奪い、1回を無失点で切り抜けた。

ドジャースは延長11回にパドレスに勝ち越され、今シーズン初の連敗を喫した。

大谷翔平選手「競った試合で落としたのはもちろん残念なことではありますが、また切り替えて、あした頑張りたい」

次なる記録は、ドジャースの日本出身選手最多ホームランだが…。

大谷翔平選手「(最多記録が誰か)わかんないです」
記者「ロバーツ監督です」

実は、沖縄出身のロバーツ監督が持つ7本で、こちらまであと3本となる。

(写真: 時事)

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