鳥取県米子市の日野川で、地元の子供たちが稚アユの放流を体験しました。

この稚アユの放流体験は、子供たちに地元の豊かな川に触れ自然を感じてもらおうと、日野川水系漁協が20年程前から毎年続けています。近くの「ひえづこども園」から園児34人が招かれ、約2万匹の稚アユを放流しました。

園児
「楽しかったです!」
「ちょっと動いて気持ち悪かった」
「大きくなってほしい」

日野川では、こうした稚魚の放流や川の環境整備などが実を結んで、2023年はアユの遡上が90万匹を超え、ここ10年間で最多を記録しました。ただ2024年は、前年秋の産卵時期に降った大雨で卵が流された恐れがあり、遡上が減る心配もあるといいます。

佐藤英夫組合長
「少しでもこういう自然の素晴らしさというもの、そして生きた魚の大切さということを、後々子供たちが大きくなってもたぶんに覚えていてほしいと思います」

漁協では、今シーズンは100万匹の稚アユの放流を目標にしています。放流された稚アユは、漁解禁日の6月1日頃には大きいもので約30センチにまで育つということです。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

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