中学生の新たな一歩です。宮城県白石市では小中一貫の学びの多様化学校、いわゆる不登校特例校で、4月12日、入学式が行われました。

入学式が行われたのは、去年4月に東北で初めての小中一貫の不登校特例校として開校した、「白石南小学校、白石南中学校」、通称、「白石きぼう学園」です。

今年度は中学校に4人が入学。12日の入学式では、我妻聡美校長が新たな一歩を踏み出した生徒たちを激励しました。

白石きぼう学園 我妻聡美校長
「学校の主役は子供です。学校生活で初めて体験すること、戸惑うこともあるかもしれません。急がず失敗も当たり前です。自分のペースでじっくりゆっくり学ぶことを楽しんでいきましょう」

白石きぼう学園のコンセプトは、「学校らしくない学校」で一人一人の学習状況に合わせて学び直しの時間を設けたり、体験活動の機会を多く確保したり、学習指導要領に縛られず柔軟なカリキュラムを組んでいます。

新一年生
「あまり人が多いところが苦手だから、楽しく運動をしたりあとは勉強を頑張っていきたい」

保護者
「いろんな地域に、白石きぼう学園のような学校が広くあるといいなと思う。たくさんの笑顔で明るく過ごしてもらえたら、それが将来につながるのかなと思う」

昨年度、小中学生19人で開校した白石きぼう学園は、今年度、小学生11人、中学生16人のあわせて27人で、2年目の新たなスタートを切りました。

仙台放送
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