豪雨で浸水被害を受けた設備を新しくするため、去年11月から休業していた佐賀市のプールが4月から営業を再開しています。

4月2日に営業を再開した佐賀市健康運動センターのプールは、隣にある清掃工場の余熱を利用した温水プールで、2021年8月の豪雨で浸水被害を受けました。

【リポート・波佐間崇晃】
「こちらは地下の機械室です。豪雨ですべてのろ過装置が故障しました。雨水はあちらのタンクの上まで達していたということです」

豪雨による浸水は高さ約6メートルに及び、プールの水をろ過する装置や給水装置などが故障。
ジャグジーや浴槽が使えなくなったほか、プールの水は水道の蛇口につないだホースで給水し、その都度スタッフが塩素剤を投入するなど、作業の負担が大きくなっていました。
施設はろ過装置などを新調するため去年11月から休業し、約5カ月経った4月、営業を再開しました。

【利用者】
「私は10何年ここに来ている。(再開が)うれしかった。5カ月間首を長くして待っていた」
【佐賀市健康運動センター 山村和郎センター長】
「(休業前は)設備自体が壊れた状態での稼働でした。待ち遠しく思っていただいていたので、無事に再開できて良かった」

佐賀市健康運動センターは、5月11日にオープンから20年を迎え、クイズ大会やスタンプラリーなどの催しを企画しているということです。

サガテレビ
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