冬場にじっくり熟成させて春に仕上げる倉吉市特産の「大原(おはら)トマト」が今年も出荷の時期を迎え、11日に初出荷式がありました。

真っ赤に色づいた倉吉市特産の「大原トマト」、酸味と甘みの絶妙なバランスが特徴のブランド・トマトです。選果場では、JA関係者などが集まり今シーズンの本格的な出荷を祝いました。
大原トマトは、倉吉市大原地区で1970年頃から本格的に生産が始まり、現在も6戸の農家が栽培を続けています。特徴は何といっても独特なハウス栽培の方法で、寒い冬場にハウスをあえて暖房せず、約4か月かけて長期間じっくり熟成させるというもので、その結果、甘みと酸味のバランスが丁度良く仕上がるといいます。

大原トマト生産組合・牧野文徳組合長
「トマトの嫌いな方でも食べれるようなトマトなんです。例年に比べれば糖度・酸味状態も良く、美味しいと思います。生で食べていただくのが一番おいしい食べ方だと思います」

出荷先はほとんどが鳥取県内で、5月中旬から下旬に出荷のピークを迎えるということです。今シーズンJAでは、90トンの出荷で5400万円の売り上げを見込んでいます。

TSKさんいん中央テレビ
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