ブランド米「富富富」の生産拡大につなげるため富山県とJAは、田植え後の生育状況をチェックする「総点検」を今年から始めることにしました。

この方針は、11日コメの生産改良について確認する県の会議で報告されたものです。

コメの「総点検」は田植え後、穂が出るまでの稲の生育状況を調べるもので、2003年からコシヒカリのみを対象に行われてきました。
この調査を「富富富」でも行うことで猛暑の中でも順調に育つことをデータとしても立証し、暑さに強い「富富富」の生産拡大につなげたい考えです。

調査は県内全域の富富富の田んぼうち24カ所を対象に行い、田植え後、およそ1カ月の稲の草丈や茎の数、葉の色などを中心にチェックします。

猛暑の影響で、去年の県産コシヒカリの一等比率は48パーセントと過去最低となった一方、富富富の一等比率は93.1パーセントと高い品質となっていて、県は「富富富」の一等比率をさらに向上させてコシヒカリからの転換を加速させたい考えです。

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。