美しいガラスの世界をご覧下さい。本場・イタリアで作られたヴェネチアガラスの作品展が高知大丸で始まっています。

金箔がほどこされた料理皿に、トンボをあしらったかわいらしい花瓶。高知大丸4階で開かれている展示会には、個性豊かなヴェネチアガラスの作品およそ100点が展示されています。

手掛けたのは東京在住のガラス作家植木寛子さん。23年前からヴェネチアガラスの本場、イタリアのムラーノ島で作品を制作しています。

こちらは新作のクラゲをモチーフにした作品。値段は132万円です。タイトル「澄み渡るこの世のパラドックス」

ガラス作家植木寛子さん「(クラゲは)透明感のあるものなので、ガラスで作った時に美しくなるんじゃないかなと期待を込めて作った」

植木さんの代表作はクラゲやハイヒール、女神など。女性らしい曲線美が強調されています。

会場内で最も高価なのは女神のオブジェクト。タイトル「大切な森林を守る女神」275万円(税込)。肩にかかったショールは花びらをイメージ。丸みのある女性らしさを美しく再現しています。

植木さんは2001年に高知大丸で初めての個展を開いたのを皮切りに、これまで国内のみならずパリ、ロサンゼルスなど100か所以上で作品を発表。

2023年にも作品を購入したという高知市のファンは。「なかなかコロナ禍で出かけられなかったりしたので、気分が明るくなるものを(去年)1点購入しました。ヒマワリの花瓶とメロンの花瓶が気になっています」

他にもブレスレットやブローチなど5000円台で購入できる作品もあります。

ガラス作家植木寛子さん「ガラスという素材は変幻自在なので、アクセサリーにすると身に着けるアートとしても楽しんでいただける。美しい物があると、生活の(質の)向上につながるんじゃないかなと、豊かさにつながるといいなと」

高知大丸のヴェネチアガラス展は4月16日まで行われています。

高知さんさんテレビ
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