ＪＲ西日本やＪＲ四国などＪＲ旅客６社は４月１１日、精神障害者割引制度を２０２５年４月１日から導入すると発表しました。バスや飛行機など他の交通機関の実施状況などを踏まえて導入を決めたということです。割り引きの乗車券類は２０２５年４月１日から発売します。
割り引きの対象となるのは各自治体で発行する精神障害者保健福祉手帳（旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に第１種または第２種の記載のあるもの）を所持している人です。
※今後、各自治体で精神障害者保健福祉手帳に旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄を設け、第１種または第２種の別が表記される予定です。
【割引制度の概要】
介護者と一緒に利用する場合、手帳を持っている人と介護者は同一区間の乗車券類を買うことができます。割り引きとなる介護者は１人です。
※対象者
〇第１種精神障害者と介護者
▽割引率５割
・普通乗車券
・回数乗車券
・普通急行券
・定期乗車券（小児定期乗車券を除く）
〇１２歳未満の第２種精神障害者と介護者
▽割引率５割
・定期乗車券（小児定期乗車券を除く）
〇手帳を持っている人が１人で利用する場合
・第１種精神障害者・第２種精神障害者
（片道の営業キロが１００キロを超える場合に限る）
▽普通乗車券のみ割引率５割
【注意点】
各自治体で発行する精神障害者保健福祉手帳（旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に第１種または第２種の記載のあるもの）を所持していない場合、割引乗車券類を買うことができません。
また、列車を利用する際も必ず精神障害者保健福祉手帳を持参し、係員から提示を求められた場合は提示する必要があります。
※ＪＲ旅客６社
ＪＲ西日本・ＪＲ四国・ＪＲ北海道・ＪＲ東日本・ＪＲ東海・ＪＲ九州
