アメリカを訪問し、首都ワシントンのホワイトハウスでバイデン大統領の出迎えを受けた岸田総理大臣。
日本から持参した「お土産」のうち、裕子夫人から大統領夫人に贈られたのは、高岡銅器のアクセサリーでした。

アメリカを国賓待遇で訪問中の岸田総理は、日本から「お土産」を持参。
バイデン大統領には、能登半島地震で多くの職人が被災した石川県の伝統工芸品、輪島塗のコーヒーカップなどが贈られました。

お土産は、裕子夫人からバイデン大統領のジル夫人にも贈られ、その品は高岡銅器のアクセサリーでした。

これらは、高岡市の「モメンタムファクトリー・オリイ」が、2016年から東京の企業とコラボレーションして販売する商品で、銅をあえて腐食させる技法で生みだされる独特の色合いは、職人の折井宏司さんの名前にちなみ、「オリイブルー」と呼ばれ人気を集めています。

*高岡銅器 伝統工芸士 折井宏司さん
「やっと来たか、ついに来たか、という思い。薄い銅板にトラディショナルな伝統工芸をカジュアルに落とし込んでいって、若い世代、少しでも高岡の伝統産業に親しんでもらう活動をずっとしてきた。いろんな所で見てもらえるようになったことは、私としてはやってきたかいがあった」

Q.ジル夫人にどうやって使ってほしい?
*高岡銅器 伝統工芸士 折井宏司さん
「パーティーや何かの時に、ブルーを強調して3点セットで着けてもらい、これは日本の青銅、銅のサビを応用した技術だと、ぜひ世界中に見せてほしい」

能登半島地震で被災した北陸の品が贈られたということで、これを機に、「富山の技術」が世界に発信されることに期待です。

富山テレビ
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