複数の医療機関などが患者の受け入れや人材派遣などで連携する法人に、秋田県内で初めて潟上市などの医療法人で組織する団体が認定され、10日、認定書が交付された。

 「地域医療連携推進法人」は、複数の医療機関などが連携して患者を受け入れたり、医薬品を購入したりするもので、2017年から運用されている。

 県内では、潟上市に拠点を置く一般社団法人「AFSS」が県から初めて認定され、小玉弘之代表理事に認定書が手渡された。

 「AFSS」は、潟上市の正和会と敬徳会、三種町の双山会、鹿角市の春生会の4つの医療法人が参画していて、今後、医療・介護スタッフの人材育成や、災害が発生した際の人的・物的支援などで協力を図る。

 地域医療連携推進法人「AFSS」・小玉弘之代表理事:
「迅速な人的支援・物的支援が可能になる。電話1本で可能になる。さらに地域に貢献できるような法人にしていきたい」

 県の担当者は「大規模災害や新型コロナウイルスなどの新たな感染症が流行した際に、医療圏を超えた連携が今後の地域医療を支える」と期待を寄せていた。

秋田テレビ
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