山里が誇る春の味覚です。高知市でタケノコの収穫が始まっています。

次々と土から掘り返されていくタケノコ。高知市七ツ淵では4月2日に収穫が始まりました。

この道40年以上というベテラン・七ツ渕筍加工組合の山本巌組合長に収穫のコツを聞きました。「こっち向きに曲がっちゅうろ。タケノコをまっすぐ見てこっち向きに頭がね。こっちを切る。これを反対側からとっても絶対タケノコとれん」先端の葉が曲がっている方に向けてくわを入れると簡単に取れます。

こんな大物も…
記者「何キロぐらいあるんですか?」
山本さん「5キロばああるがやないろうか」
記者「足ぐらいでかい」

今年は表年で収穫量が多く、根本の部分が丸みを帯び見栄えが良いものが多いといいます。

七ツ渕のタケノコの特徴は?「甘くておいしいタケノコ。土自体が違います。赤土よりもちょっと粘り気があって水分を持つ土です」

山本組合長によりますと先端部分の葉が黄色くなっている「きいこ」と呼ばれるものが柔らかくておいしいといいます。

収穫は朝7時から3時間ほど。すぐに近くの加工場に集められます。七ツ淵できょう取れたおよそ2500キロを皮をむきやすいように蒸気で蒸していきます。

山本さん「(この)時期しかない味をみんなに食べてもろうたら一番えいがやないろかね。旬のものを旬のうちに食べる。それが最高にいいんじゃない」

きょう(4月10日)収穫・加工されたタケノコはあす高知市内の量販店に並びます。

高知さんさんテレビ
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