勝山市北谷町に自生するミチノクフクジュソウが見ごろを迎え、保全活動を続ける地元の小学生たちが、10日、花を観察しました。
 
春の日差しを浴びて咲き誇るミチノクフクジュソウ。勝山市北谷町は、ミチノクフクジュソウの県内唯一の自生地で、市の天然記念物に指定されています。
 
地元の環境保護団体と村岡小学校は、16年前から保全活動を続けていて、6年生25人が観察に訪れました。以前から花を株ごと持ち帰る人がいるということで、まずは注意を呼びかける手作りの看板を設置しました。その後、児童たちは、虫眼鏡を手に花びらの数を数えたり葉の形を観察したりしながら丁寧にスケッチしていました。
 
児童たちは5年生だった去年の秋、この場所の下草刈りを行っていて、たくさんの花が咲いたことを喜んでいました。児童たちが保全活動を始めてから花の数は年々増えているということで、今年は花を鑑賞するための手作りのベンチも設置し、「愛らしい花を多くの人に見に来てほしい」呼び掛けていました。

見ごろは4月下旬までです。

福井テレビ
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