岩手県紫波町をイメージしたというクラフトコーラのシロップが入ったおしゃれなボトル。
4月に開設された町内の福祉施設で生産が始まっています。

大きな鍋の中で煮込まれているのは砂糖や数種類のスパイスで、これがクラフトコーラの素となるシロップになります。

紫波町の福祉施設「ソレイユ陽だまり」では、障害などにより一般的な就職が難しい人に就労の場を提供しています。

4月1日の開所とともに取り組んでいるのが、カモミールなど無添加のスパイスやハーブを使ったクラフトコーラのシロップ作りです。

施設の利用者は1種類ずつハーブやスパイスを量り、細かく砕いていきます。
これを2日間かけてゆっくり煮込むとシロップができあがります。

利用者 山本乃武子さん
「量ったり混ぜたりするのはドキドキだった。鍋を混ぜている時は“魔女タイム”。おいしくなぁれと作った」

シロップはオリジナルテイストと陽だまりテイストの2種類があり、いずれもフルーティーな味わいです。

ラベルには町の花「キキョウ」と、町の鳥「ツバメ」がデザインされています。

ソレイユ陽だまり 川村秀光さん
「自分で作れるようになることで、福祉の力を借りずに生活できたらいい。紫波町を知ってもらえる商品になればいいと思う」

クラフトコーラのシロップは、施設の隣に5月オープンするカフェで販売されます。

岩手めんこいテレビ
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