日本トップレベルのフレンチシェフが島根に集結。大あなごなど大田市の特産品を生かして仕立てた料理を、関東から訪れたツアー客が味わうイベントが松江市で開かれました。食を通じて大田の魅力をPRしました。

大田市で水揚げされた大アナゴのパイ包み。
『島根県産穴子と平目のパイ包み山椒のソース』
肉料理には、石見銀山アスパラガス。
『島根産和牛のポアレ、赤ワインソースとともに、石見銀山のグリーアスパラガスのソテーとシイタケのグラタン添え』
シャーベットに使われているのは食用のバラ。大田市で生産されています。
『石見産鴨肉の白南風スモークと大田産食用薔薇のグラニテ』

福島 睦アナウンサー
「こちらには見た目にも美しいフランス料理が並んでいます。これらの料理には、大田市の食材がふんだんに使われています」

松江市内のウェディング施設を会場に開かれた食のイベント『食でつなげる大田市ふるさとフェアin島根』。
JAしまねが、食を通じて大田市の魅力を発信し、地域活性化につなげようと初めて開きました。大田市産の食材をふんだんに使ったこれらの料理を手掛けたのは、フランス料理のシェフでつくるクラブ・デュ・タスキドールのメンバーたち。会長を務める上柿元勝シェフ、そして副会長の三國清三シェフなど、日本が世界に誇るフレンチの巨匠たちです。
クラブでは、若手シェフの育成や全国各地の食材を活用した地域おこしなどに取り組んでいて、この日は、大田市を中心に島根県内の食材をふんだんに使ったフレンチを関東から訪れたツアー客など約120人に振舞いました。

大田市産食用バラのシャーベットを味わったツアー客
「すごくおいしいです。香りが良いしね」
石見銀山アスパラガスを味わたツアー客
「アスパラガス最高です。甘みもあるし、シャキシャキ感がもう最高です」

料理は全7品、厨房では、約10人のシェフが大忙しです。

三國清三シェフ
「お皿熱いから気をつけてよ。あれ料理どうした。料理遅い!」

それでもさすがはトップシェフ。120人分の料理を手際良く仕上げていきました。さらに料理を作るだけではありません。ステージでも…。

クラブ・デュ・タスキドール・上柿元勝会長
「私の腕ではなくて島根の食材が良いからです。アスパラガスはどげんですかね」

巧みなトークで料理について解説、会場を盛り上げました。

JAしまね石見銀山地区本部農産課・市川雄規業務係長
「大田のアスパラと大田の大あなご、どこよりもおいしいなと思ってほしいですし、島根県にまた来たいなと思って頂ければ嬉しいです」

クラブ・デュ・タスキドール・上柿元勝会長
「良い食材に出会って、こういうディナーをできた。そして私どもが全国に行ってまた島根のPRができたら良いかなと思う。本当に良い縁を今回頂きました」

会場には、アスパラガスや大アナゴの販売コーナーも。生産者から説明を受けながら品定めしていました。主催したJAしまねは、今回のシェフとのつながりも生かしながら、今後も様々なイベントで大田の食の魅力を発信していきたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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