仙台市が導入を目指す「宿泊税」について、有識者などでつくる検討会議は宿泊者1人あたり1泊200円を一律に課税する仙台市の案を了承しました。今後、仙台市は県と調整に入る考えを示しました。

4月8日の会議では仙台市が実施した旅行者へのアンケートの結果が報告されました。市内を訪れた旅行者566人のアンケートでは、1泊200円の宿泊税について、8割の人が「200円以上を支払っても良い」と回答しました。

一方、市が実施したパブリックコメントには420の意見が寄せられ、「観光客が減る」など、反対の意見が多く見られたということです。

会議では一律200円を課す制度案をおおむね了承しましたが、一部の委員からは「宿泊税ありきに誘導する報告書だ」と導入に反対する意見も上がりました。今後、市は同じように導入を目指す県と調整する方針です。

仙台放送
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