兵庫県産のカニを、高級ブランド「間人ガニ(たいざがに)」と偽って販売した疑いで逮捕された男が、「他でもやっていたから偽装をした」という趣旨の話を周囲にしていたことが分かった。
【動画】「他でもやっていたから…」間人ガニ偽装疑いの水産会社代表が周囲に話す
この記事の画像(5枚)■「間人ガニ」のタグ 5隻の漁船しか入手できないはずが水産会社の倉庫に…
京丹後市の「まるなか水産」役員の中井満容疑者(42)ら2人は、兵庫県産のズワイガニに、「幻のカニ」と呼ばれる高級ブランド「間人ガニ」を証明するタグをつけて販売した疑いなどが持たれている。
タグは京都府の漁協が5隻の漁船にのみ販売している。しかしFNNが入手した「まるなか水産」の倉庫の映像には、袋の中にタグが大量に入っていて、漁船の関係者から不正に入手していたとみられる。
■『むこうがやるならこっちもやろう』『やったら利益上がるんじゃないか』
また関係者は中井容疑者が、「他もやっていたから産地偽装をした」という趣旨の話をしていたと証言した。
水産業関係者:(中井容疑者が)『むこうがやるならこっちもやろう』みたいな感じでやっていたと聞いてます。本人も従業員に言っていたみたいで、『やったら利益上がるんじゃないか』と。
警察は中井容疑者が10年ほど不正を繰り返していたとみて調べている。