約2年半をかけて行われていた松江市の「プラバホール」の大規模改修工事が終わり、オープニングセレモニーを前に報道関係者に公開されました。

松江市総合文化センタープラバホール。
約2年半をかけた耐震補強など大規模な改修工事が3月いっぱいで終わり、4月1日リニューアルオープン。
7日のオープニングイベントを前に報道関係者に公開されました。

ホールでまず目に入ったのが真新しいシート。
これまでの紫色から夕暮れの宍道湖をイメージさせる「夕日色」に変わりました。

嶋村采音アナウンサー:
「座席の幅が4センチ広くなりました。座席プレートには松江城の伐採木が再利用されており、あるプレートには特別なマーク・うさぎなども付いているということです」

座席の幅が広がり、ゆったりとステージを鑑賞できます。
座席番号のプレートには松江の伝統工芸・八雲塗が施され、落ち着きのあるしつらえです。

嶋村采音アナウンサー:
「こちらは中四国の公共ホールでは唯一のパイプオルガン。今回新たに85本追加され、今までにはない魅力的な音色を響かせることができるということです」

1986年の開館当時に設置されたパイプオルガン。
すべてのパイプを取り外して点検、修理するオーバーホールが今回初めて、行われました。
パイプが追加されたほか、音色の記憶装置を更新。
1万通りの組み合わせで音を記憶できるようになり、演奏の幅が広がるということです。

プラバホール専属オルガニスト・米山麻美さん:
「違う音色の種類が36種類入っているので可愛い小鳥のような音色からオーケストラのような壮大な音まで響きが今までと変わっているのでお客様も楽しみにしていただければいいと思います」

松江市生涯学習課企画調整係・田邊裕和さん:
「施設全体としていろんな人にお越しいただきやすいように改修を図っていますので、みなさまにお越しいただきたいと思っています」

「文化芸術の拠点」として生まれ変わったプラバホール、7日にオープニングセレモニーが行われ、市民にお披露目されます。

TSKさんいん中央テレビ
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