政治資金問題をめぐる自民党の処分は、8段階に分けられている。
・除名
・離党勧告
・党員資格停止
・選挙での非公認
・国会等の役職辞任勧告
・党の役職停止
・戒告
・党則遵守の勧告
今回処分を受けた39人のうち、最も重かった議員は上から2番目の「離党勧告」だった。一方、福島県内関係では、菅家議員は6番目に重い「党の役職停止」、吉野議員はその下の「戒告」となった。

<処分を分けたのは不記載の額>
福島県関係の議員5人に不記載があり、282万~1289万円と開きがあった。
・菅家一郎衆議院議員(比例東北)1289万円 党の役職停止
・吉野正芳衆議院議員(福島5区) 660万円 戒告
・亀岡偉民衆議院議員(比例東北) 348万円 処分なし
・上杉謙太郎衆議院議員(比例東北) 309万円 処分なし
・森まさこ参議院議員(福島選挙区) 282万円 処分なし
今回は「500万円以上」が処分の対象とされ、さらに「500万円以上」と「1000万円以上」で処分に差を付けたため、このような結果となった。

<そもそも何が問題だった?>
政治パーティーなどで集めた資金は、きちんと「政治資金収支報告書」に記載すれば問題はなかった。しかし「派閥からの指示があった」などという理由で不記載にしていたため、責任が問われることになった。

福島テレビ
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