3月28日、愛知・刈谷市の自動車カスタムショップで、大胆不敵な窃盗事件が起きた。Mr.サンデーは、犯行の一部始終をとらえた3台の防犯カメラ映像を独自入手した。

現金ケースを奪い、店の商品を袋の中へ

午後10時10分、入り口から店内に入ってきたのは黒い服の2人の男。1人は目出し帽、もう1人は、目元以外を隠し、顔はよく見えない。

男の手にはレジの現金ケースが
男の手にはレジの現金ケースが
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1人が店の奥へ進むと、次の瞬間、レジの現金ケースを抱えている。もう1人は店内を物色。何やら商品を抱え、わずか1分ほどで店の外へ。

商品を袋の中へ入れる2人
商品を袋の中へ入れる2人

だが、その1分後、2人は再び店内へ戻り、陳列された商品を迷うことなく次々と袋の中へと入れ始めた。さらに、オーナーの釣り道具一式まで持ち去っていった。

自動車カスタムショップ「ファーストクラス」のオーナー・新美敬也さんは、「お客さんの車に被害がなかったのは良かったですが、本当に犯人に対して許せないなと思います」と怒りをあらわにする。被害額は、修理費などを含むと100万円に上るという。

現金ケースのあるレジへ一直線…内部を知る人間の犯行?

いったいなぜ、ここまで大胆な犯行が可能だったのか。

外から店を見てみると、店の前には複数台の車が止められていて、出入り口が見えにくくなっている上、カーテンがされていて、通りからは店内の様子が見えにくくなっているのが分かる。

店の外に設置された防犯カメラ映像を見ると、1台の不審な車がバックでゆっくりと店の前につける様子がとらえられていた。そして2人の男が車を降りると、店の入り口のガラスを割って店内へ侵入。

一直線にレジへ向かう男
一直線にレジへ向かう男

店内の映像をもう一度よく見ると、男は迷うことなくレジに直行していた。「真っ先に現金がある場所に走って行って、それを手に取ったっていう…」オーナーの新美さんは、疑問を口にする。

防犯対策としてレジの現金ケースはわかりにくい場所に置いていたというが、映像を見ると、確かに一直線にレジの方へ向かっているのがわかる。新美さんは、「走ってどこも見ずにここに入ってきたんで、(店を)知っている人間としか思えない」と話す。

内部を知る人間の犯行なのか?新美さんは警察に被害届を提出しているという。
(「Mr.サンデー」3月31日放送より)

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