林官房長官は、3月30日、沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧の一部地域を緑地広場として市民に開放する式典に出席し「沖縄の（米軍）基地負担軽減の目に見える成果だ」と述べた。
林長官は「沖縄の皆様には現在も大きな基地負担を担っていただいていて、政府として沖縄の基地負担軽減を最重要課題の一つと位置づけている」と述べた。
さらに「嘉手納飛行場以南には、沖縄県の人口の約8割が集中しているが、そこに所在する米軍施設の7割を返還するために政府一丸となって全力でとりくんでいる」と述べた。
今回、緑地広場が開放されたのは、基地返還が実現するまで暫定措置で、日米で共同使用となる。林長官は「返還に先立って、米軍施設を緑地広場として開放するのは初めての試み、地元の皆様の生活の利便性の向上、跡地利用の検討に資する空間と時間を創出するものだ」と述べた。
