■准教授が「同じ学部の教授がセクハラをしている」と嘘の文書送ったか

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「勤務先の大学教授がセクハラをしている」などと虚偽の内容の文書を大学に送り、名誉を傷つけた疑いで准教授の男が逮捕された。

名誉棄損の疑いで逮捕されたのは、武庫川女子大学 社会情報学科の准教授・熊川剛久容疑者(41)だ。熊川容疑者は「同じ学部の教授がセクハラをしている」などと虚偽の内容の文書を郵送で大学に複数送り、教授の名誉を傷つけた疑いが持たれている。

警察によると、文書には差出人の記載がなく、ことし1月に少なくとも28人が開封して、虚偽の内容を目にしたという。

■「私が作成した文書で間違いない」容疑認める

教授と大学から相談を受けた警察が捜査した結果、熊川容疑者の関与が強まり、2月29日、立ち回り先の福井県内で本人を発見したということだ。

調べに対し、熊川容疑者は「書いてあるセクシュアルハラスメントに関する内容については覚えがあり、私が作成した文書であることに間違いありません。送りました」と容疑を認めているという。

武庫川女子大学は「教員が逮捕されるという事態になり、大変遺憾。今後の捜査の進展を見て厳正に対処するとともに、信頼回復に努めてまいります」とコメントしている。

関西テレビ
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