岸田首相は22日夜、記者団の取材に応じ、28日と29日に安倍派と二階派の幹部5人のみが出席して開かれる衆院政治倫理審査会が非公開で行われる方向で調整されていることについて「政倫審については関係議員の意向が優先される仕組みになっている。出席を表明した議員はそれぞれの判断をしたと思っている。公開・非公開の形式は国会で決めなければならないことだ。今調整が続いている最中だ」と述べた。
その上で「説明を尽くしてもらうことを促してきたが、これからもあらゆる機会を通じて、関係議員に説明を尽くすよう促し続けていきたい」と語った。
政倫審は原則非公開で、自民党は、出席する塩谷元文科相、松野前官房長官、西村前経産相、高木前国対委員長、武田元総務相の5人が公開を希望していないことを尊重するとして、非公開で政倫審を開催する方針だが、野党は公開を強く求めている。