岩手県雫石町の旅館・長栄館が、2月20日に盛岡地方裁判所に破産手続きの開始を申し立て即日受理され、手続き開始が決まり事業の継続が許可されました。

これは雫石町の旅館・長栄館の破産手続きの申し立てをした代理人の弁護士が会見で説明しました。

それによりますと、長栄館は新型コロナウイルスによる宿泊者数の減少などで、債務超過に陥っていたということです。

申立代理人 奥野善彦弁護士
「きょう長栄館の破産の申し立てと同時に事業継続の申し立てをし許可をいただいた。雇用を守りたい、鶯宿温泉の火を消してはいけない」

弁護士によりますと、長栄館の負債総額は約28億7400万円で債権者数は約120人に上ります。

今後は2月23日に債権者説明会が開かれるほか、破産管財人によって事業の譲渡先が選定される見通しです。

岩手めんこいテレビ
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