立憲民主党の安住国対委員長は20日、国会の政治倫理審査会に政治資金収支報告書への不記載があった衆院議員51人の出席を求めていたことに自民党が回答し、安倍派の塩谷立座長と、二階派の武田良太事務総長の2人だけが出席の意向だったことを明らかにした。
安住氏は「残りの49人に関しては、今のところ返事はないということだった」と述べた上で、「野党4党で話したが結論で言うと話にならない。これをもって日程を何か進めるという話には全くならないということで一致した」と述べた。
安住氏はさらに「そんなことで予算も通るわけがないし、国民の皆さんの自民党に対する不信感や怒りが収まると思ったら本当に大間違いだ。危機感が伝わってないからたった2人だけということになったのではないか」と自民党の対応を批判した。
一方で、出席の意向を示した塩谷氏と武田氏の政倫審での弁明については、早期に開催の手続きに入る意向を示した。