林官房長官は19日午後の記者会見で、立憲民主党が盛山文科相の不信任決議案を提出したことを受け、「盛山大臣は旧統一協会との関係を絶っており、就任当初から文部科学大臣として旧統一協会への対応に取り組んでいる。今後とも説明責任を果たしつつ、旧統一教会の解散命令に係る東京地裁における審理への対応をはじめ、文部科学大臣の職責を果たしていただきたい」と述べ、続投させる方針を明言した。
与党は20日の衆院本会議で盛山文科相への不信任決議案に反対し、否決する方針だ。
これに先立ち立憲民主党の安住国対委員長は、盛山文科相の不信任の理由について「旧統一教会との関係を認定せざるを得ない。文科大臣の答弁は揺れ続けていた。教育行政を司る者として、適格性に欠けると判断した」と強調した。
立憲幹部は、不信任案提出のタイミングについて、今週木曜日に旧統一協会の解散命令請求に対する審問が行われる前に提出したかったことと、週末の世論調査で盛山大臣の辞任を求める声が、圧倒的だったことを挙げている。