高市経済安保相は13日の記者会見で、経済安全保障上の機密を扱う人物の適格性を確認する「セキュリティー・クリアランス」制度の創設は、自身の総裁選出馬への足固めではないかとの記者の質問に対して、「そこまで言われると、大変落胆をする」と不快感を示した。
高市氏は、「セキュリティー・クリアランス」制度について、「一年半かけて心血を注いで取り組んできた」と述べた上で、「日本企業の海外でのビジネスチャンスを広げるためにも、日本の情報保全をしっかりしたものするためにも、必要な制度だ」と強調した。
その上で「全くその他のこととは、関係ない」として、自身の総裁選出馬との関係を強く否定した。
高市氏は、ポスト岸田の1人として保守層を中心に期待の声が出ており、自身を中心とした勉強会を開くなど次の自民党総裁選に向けた動向が注目されている。