伊能忠敬(いのう・ただたか)に代表される「江戸時代の地図づくり」の史料を集めた企画展が北九州市で開かれています。

江戸中期に集められた資料を元に作られた長久保赤水(ながくぼ・せきすい)の九州地図。

一方、伊能忠敬は江戸後期、全国を歩き回って地図を作りました。

会場には2人の対照的な地図作りに関わる史料約30点が並びます。

国中から資料を集め旅人の話も熱心に聞いたという赤水は、伊能図より半世紀も前に精巧な日本地図を完成させました。

一方、幕府の命を受けた忠敬は、全国を実際に歩いて測量を重ね、ほぼ正確な日本の姿を描いていて、実際に用いられた器具や測量の様子を伝える絵図も展示されています。


「集めた赤水」と「歩いた忠敬」。

2人の功績を伝える企画展は、5月12日まで開かれています。

テレビ西日本
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