再建が進む首里城正殿の屋根に使われる赤瓦の製造が始まっていて、6日初めて焼きあがった瓦の窯出しが行われました。
与那原町の島袋瓦工場では先週木曜日に窯に入れられた瓦が焼き上がり、きょう窯から出されました。
島袋瓦工場島袋義一社長「こういう、金属音がしています。これは焼き締めている証拠です。この音がもう最高です。」
今回の瓦には火災で焼け残った正殿の赤瓦を砕いた粉末も配合されていて、通常よりも高い温度の1030度で焼き締められました。
島袋瓦工場島袋義一社長「首里城に携わる誇りだと思います。みんなが見ても、(正殿が)完成した暁には素晴らしい瓦だなと思ってもらえれば非常に嬉しいなと思います。」
正殿の屋根に使われるおよそ6万枚。赤瓦の製造は県内4つの瓦工場で進められ、4月ごろまで続く見通しです。